2021.07.01
これまでの人生を振り返って思いをよせてみる・・・
先日55歳になった今、生きているということ自体、当たり前なことでは決してなく、自分の力だけではプラスにもマイナスにも動くことができない
雁字搦めなことなのだと、ここ2~3年痛感することばかりです。
なんとかマイナス方向に行かないように、日々暮らしていても、まるで
悪魔に導かれているように、健康を害し、そしてそこから派生し精神を蝕まれることばかり続いています。
頑張るという言葉、とても好きな言葉ですが、人はこういう時、何をどう頑張ればよいのかさえ見失ってしまいます。
自分でいうのもなんですが、数年前最愛の母を看取り、そこから急な坂を転がり落ちていくような日々が続いている気もします。
こういう時こそ、そっとしていてほしいのに、近所のある訳のわからない年上の女性から、メールや手紙が母が他界した直後から
続き、あなたを心配しているというアピールを執拗につづけられていてますます気持ちが病んでしまいそうな日々です。
唯一ホッとできる自宅でさえ、僕の帰宅時間やらその時の歩き方までずいぶんおそくまでやら、疲れて言うようで、やらあれこれ指摘され、
不快を通り越して今は恐怖さえ覚えています。
挙句の果て、唯一の肉親である弟にまで、
僕がその彼女に、半年前までなついていたという手紙をだし、弟が僕にそれを見せにきた時に、弟も身震いし、
「やばいねこの人、良くお兄ちゃんこんなところに住んでいられるね・・・」と。
弟に充てたその手紙には、僕の情報が書いてありました。でも、それの情報は少し古いもので、明らかに僕のこのHPの情報をコピペしたもの以外にはなく、それを知っていたほうがよい情報だと思って。。。と
唯一の肉親である弟に出す、その精神状態は、もう恐怖でしかありません。民生委員に相談しても、まあご近所なんで荒立てないで・・と、
ひらりひらりとかわされるばかりで、僕もお弟子さんたちにまで訳の分からないことをされてはたまらないので、我慢辛抱の毎日をすごしています。
そんな暮らしのなかで、僕の心に灯をともして下さる方々は、幸せなことにいらしてくださいます。
最愛の弟、弟家族、恩師の先生方たち、勤務大学の専任の先生、音楽仲間の友人たち、お弟子さんお一人お一人などなど・・。
心の灯をともしてくださる術、弱い人間(身体や心が蝕まれてしまった人たち)を、応援し、元気になってもらう術は、
けっして、弱者を思いやる言葉ではなく、失敗を許し、確認し、次のチャンスを与え、それを心から応援してくださることなのだと、
ここ最近強く感じています。
ぼくらはバイキンじゃないんです。いや、たとえ心や身体にバイキンが入ってしまって、失敗してしまっても、そこから必死に抜け出そうと、治療を続け、生きたい、生きなきゃ!
ともがいてる人ばかりだと思います。
そういう人には、まず手を差し伸べて、失敗を許し、それを手伝ってあげてこそ、かすかに残る灯はふたたび明るさ暖かさをまし、
ますますその治療と立ち向かわなければと気持ちを固めるのだと思います。
「1日も早い回復を祈念してます、まずは元気になってください。」
でも、結局はテイの良い排除。除菌といってもいいかもしれません。
それではなんにもならないんです。逆にますます堕ちこんでしまうだけなんです。
自分は自分が生きている証をしっかり残せる、絶対に前者の類でいつづけたい。そのために、チャンスを与えてくださった
サポートしてくださる方々に応えるべく日々精進し、自分がいつかそういう人間になれるように頑張りたいと、心から願い頑張っていく所存です。
ドクターXのように、失敗しない人生もかっこいいかもしれませんが、失敗ばかりしているからこそ、失敗してしまった人の心の
痛みをだれよりもわかる、僕は今の自分の心持を大事に、こういう気持ちにさせてくださっている周りの大事な方々とのご縁を大事に、
これからもう少し頑張っていきていきたいと思っています。